先日のチャンピオンズリーグ セビージャ戦について感想をいくつか。
少し時間が経ってしまい今更な感もありますが、
何かと思うところの多い試合となりました。
●セビージャの勝利は文句無し
セビージャがこの試合の勝利に値したことは間違いありません。
アーセナルが2軍だったとか判定を巡って色々な意見もあるみたいですが、
僕はセビージャの勝利にけちをつける気は全くありません。
ヘスス・ナバスとDアウベスの右サイドを相手にするには、
普段試合に出ていないトラオレ+センデロスでは荷が重過ぎましたね。
これがクリシーとギャラスだったらと思いますけどね(負け惜しみ)。
●ベンゲルの変化を垣間見たローテーション
そのアーセナルのメンバー構成については、
なんと普段のスタメンがアルムニア、トゥーレ、セスクと3人のみ。
ここにベンゲルの進化(変化?)を感じずにはいられません。
というのもこれまでベンゲルはローテーションを組むことが非常に少なく、
常に出来る限りベストメンバーに拘っていた傾向がありました。
だからこそ成熟度の高いチームが出来上がり結果も残してこれたんでしょう。
しかしその反面ピレスのように休養の必要性を自覚しておきながら、
有能な選手を試合に出したいという欲求に打ち勝てず、
結果として大きな故障を招いてしまったこともありました。
それがCLの1位通過という決して小さくないものがかかっていた試合で、
ここまで大胆なメンバー構成を組むなんて・・・変わりましたねぇ。
今後の過密日程も進化したベンゲルなら上手く乗り切ってくれる期待しています。
●余りにひどかったセンデロスとジウベウト
二人の最近のパフォーマンスには失望せずにはおれません・・・。
2シーズン前にCLで無失点記録を樹立したときには、
非常にいいパフォーマンスをしていたのいったいどうしたんですかね。
センデロスは出足が鈍く消極的なプレイばかりを選択し、
強かったはずのハイボールでも競り負けるシーンが非常に目立ちます。
一方のジウベウトには覇気が感じられず非常に淡白に見えます。
与えられた出場機会でポジションを取り戻そうという気は無く、
ただひたすらに淡々とプレイしているような気がしてなりません。
去年のジウベウトを思えば余りに寂しい現状・・・冬の移籍がよさげです。
しかし20歳前後のセンデロスにはそれでも期待してしまう部分もあります。
ここはひとつサンダーランドに出向してもらってゲームに出続けるとともに、
ロイ・キーンに教育しなおして欲しいですね。
●いま一番試合で見たい選手 ベントナー
逆にポジティブな印象残したのがベントナーです。
ファンペルシが故障中の状況でもプレミアでの出場機会は限られていますが、
プレーの精度ではアデバヨールよりも圧倒的に上でしょう。
最高点を取るアデバヨールと平均点が高いベントナーといったところ。
ここぞ!というシーンで雑なプレーが多いアデバヨールよりも、
日常のゲームなら案外彼の方がチームが機能しそうです。
アデバヨールが
「レアルからオファーがあれば移籍する可能性もある。」と話したそうですが、
個人的にはベントナーとファンペルシの2TOPで問題なし!
移籍するならお好きにどうぞですね。